ニュースリリース

静的出力をFTP配信する機能の実装について

2007年12月03日
 i-SITE PORTALは動的にページを生成するタイプのCMSですが、このたび静的出力をマルチ配信する機能を追加いたしました。これはDMZゾーンなどにあるサーバーで動作しているi-SITE PORTALから動的生成したページのスナップショットを静的なHTMLファイルとして収集し、FTPにて任意の複数の公開Webサーバー(Linux&Apache、IISなど)へ配信する機能です。

 DMZにアクセスできる複数の編集者によるサイト更新の結果を、任意のタイミング(即時、指定時間間隔、時刻指定など)で自動的にFTP転送することにより公開Webサーバーへ反映し、コンテンツ公開できます。また、FTP機能さえあれば公開Webサーバー種類(OS,HTTP)を選ばないというメリットがあります。これは一般的に高速化、セキュリティリスクの軽減を意味します。コンテンツの掲示期間の指定や、RSS配信、ブログ公開(匿名コメント書き込みは不可)、JavaScriptベースの外部サービス提供(Googleマップ等)は従来と同様に利用できます。

 反面、公開Webサーバー上においてはあくまで静的なHTMLファイル群が配置されている状態となりますので、一部の動的サイト特有の高度な機能(ログインによる会員サイト運用、掲示板、手続き処理、DB利用、ピルトインの全文検索、アクセス解析)は利用制限されますので注意が必要です。
 i-SITE PORTALに魅力を感じられながらも、運用形態の制約によりご検討を躊躇されていたお客様は是非とも本機能をご検討いただければ幸いです。