Windows Vista で、ホームページの表示やPDF等のダウンロードが遅くなる現象を確認しました。
この現象は、弊社CMS i-SITE 上にあるコンテンツに限らず、Apacheなど他の環境にあるコンテンツでも発生し、IE7、FireFoxなど異なるブラウザでも確認されました。
Windows Vista 固有の問題として調査した結果をお知らせします。
※Windows Server 2008 においても同様の機能があるため、http に限らずファイル転送の速度に影響する可能性があります。
- これまでに確認されたVistaでの問題
ただし、多くは解決されている。
- 調査結果
マイクロソフトのナレッジベース(KB)
"Description of the Receive Window Auto-Tuning feature for HTTP traffic on Windows Vista-based computers"
英語
http://support.microsoft.com/kb/947239/en
機械翻訳
http://support.microsoft.com/kb/947239/ja
によると、Windows Vistaでのページ表示(ダウンロード速度)の問題は、Windows Vista が既定で RFC 1323 を完全にサポートしているにもかかわらず、アプリケーションの実装(対応)によりトラブルとなっていること、それに対してクライアント側での解決策とサーバー側での対策について書かれています。
- クライアント側
「TCP受信ウィンドウの自動チューニング」の機能を制御するにはコマンドプロンプトを管理者権限で実行して以下のコマンドを実行します。
- 機能を無効にする
netsh interface tcp set global autotuninglevel="disabled
- 機能を有効にする(デフォルト)
netsh interface tcp set global autotuninglevel="normal
- サーバー側 いわゆる情報提供側の対策は、「RFC 1323(TCP受信ウィンドウの自動チューニング)に準拠していない古いルーターと HTTP 古いファイアウォールでは、低速データ転送または接続の損失が発生することがある。」
- 検証
弊社では、以下の検証を行い期待した動作を確認しました。
- クライアント側
30分以上を要していたPDFのダウンロードが、「TCP受信ウィンドウの自動チューニング」機能を無効にすることで、期待通りの速度で完了を確認し、再度「TCP受信ウィンドウの自動チューニング」機能を有効にすると、PDFのダウンロードに30分以上要することを確認しました。
- サーバー側
ホームページの表示やPDF等のダウンロードが遅くなっているサーバーとの接続に、有効な proxy を介することで、30分以上を要していたPDFのダウンロードが期待通りの速度で完了を確認し、proxy を介さず直接接続すると、PDFのダウンロードに30分以上要することを確認しました。
以上のことから、クライアント側の対策は、「TCP受信ウィンドウの自動チューニング」機能を無効にすることを検討し、サーバー側の対策としては、ルーターやファイアウォールなどでの RFC 1323 対応を各メーカー等に照会して最新のバージョン、ファームウェア等による対応を検討します。
以上です。
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